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【ミラーリング】使い方まちがえてませんか?【正しい使い方】【リスクほぼなし】

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ミラーリングの正しい使い方

話し方・会話術といった類の本には度々登場することもある、

ミラーリングという相手との距離を近づけるために使うテクニック。

 

耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

今回はそのミラーリングというテクニックについて誤解されている方も多いかもしれないので、その誤りに気づいて欲しくて記事を書きました。

 

たしかに使えるテクニックではあるのですが、

使い方を間違えると、取り返しのつかないことになってしまう可能性もあります。

 

そうならないためにも、上手な使い方を

お教えできればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ミラーリングとは?

心理学ではミラーリング効果、同調効果と表現したりもします。

(以下ミラーリングで統一します)

 

 

ミラーリングとは、簡単に言ってしまえば、

相手の仕草や動作をまねて類似感を演出するテクニックです。

 

たとえば、相手がドリンクを飲もうとしたら、自分も飲もうとする。

相手が足を組みなおしたら、自分も組みなおす。

 

自分自身が相手を映し出す鏡のようになり、そっくり演じる訳です。

 

 

それによって類似感を演出すると言いましたが、

なぜ類似感、つまり「この人わたしと似ている」と感じさせると良いかと言うと、

 

人は自分と似ている人に関心を抱く生き物です。それは仕草に限った話ではなく、考え方や価値観、興味関心のあるものなど多岐に渡ります。

 

 

芸能人の方の離婚報道が出たとき、

よく「価値観の違い」が原因とされますよね。

 

芸能活動をバリバリにこなしたい!

という方もいれば、

芸能活動はそろそろ落ち着いてもいい。

これからは愛する人と共にする時間がもっと欲しい。

という方もいる。

 

この二人は相反する考えを持っていますから、

お互いがお互いの考えを受け入れることができなければ、離れるしかありませんよね。

 

結婚でいえば、"仕事への考え方が同じ"という類似性があった方が良好な関係を築きやすいです。

 

 

 

"アイスブレイク"というゲームをやったことはありませんか?

 

 

もちろん、

氷をガシガシ割るゲームじゃないですよ!笑

 

 

共通点探しゲームがしっくりくるでしょうか。

 

 

この「アイスブレイク」とは、初対面の人たちの緊張を和らげるための手法です。参加者の不安や緊張を氷にたとえ、その「硬い氷をこわす、溶かす」という意味から来ています。

 

アイスブレイクでは初対面の人同士で自己紹介をして、共通点を探していきます。その過程で、実は同じ中学校だった、好きな食べ物も嫌いな食べ物も似ていた、好きなアーティストが一緒だったなどの類似点が見つかって話が盛り上がり、緊張がほぐれていくというわけです。

 

 

長くなったのでまとめると、

人間関係を築く上で、「自分とあなたは似ているよ」ということを表現できれば、仲良くなりやすいよ!ということです。

 

それを演出するためのテクニックのひとつが、

ミラーリングという訳ですね。

 

 

次は、ミラーリングの上手な使い方を学ぶ前に、

ゾッとする失敗例から見ていきましょう。

 

 

みなさん失敗はしたくないですもんね。

 

 

私も失敗はできればしたくありませんから(笑)

 

失敗のダメージを和らげるには、

最悪なパターンを知っておくことが、

効果的だと思いますから。

 

それではいきましょう!

 

 

 

 

ある営業マンの末路

これはとあるサラリーマンTさんの話です。

Tさんは会社の営業として働いており、入社当初から仕事に対してひたむきに取り組んでいました。徐々に信頼と、実績を積み重ねてゆき、いつしかTさんは、大事な取引先であるA社を任せて貰えるようになりました。

 

そしてある時、そんなTさんにチャンスが巡ってきます。

 

新製品のプレゼンをする機会が与えられたのです。A社は規模もそれなりに大きく、業界の中でも力のある企業です。このチャンスをモノにできれば昇進も夢ではないかもしれません。

 

絶対に成功させたいと思ったTさんは、プレゼンの準備をばっちり整えた上で、ミラーリングによって親近感を演出し、信頼関係をより強固なものにすることで、契約に繋げようと考えました。

 

 

 

そして運命の日はやってきます。

 

プレゼンが終わり、雑談の中でミラーリングも完璧にこなしました。Tさんの中では、契約は確実だという手応えがありました。

 

 

しかし、その後とは言うものの、

A社側から「ぜひ購入したい」という連絡は一向にきません。

 

1週間、2週間と過ぎたあたりで、

さすがにおかしいと感じたTさんは、

思い切ってA社に電話を掛けます。

 

 

そして、Tさんは、

思いがけない言葉にただただ呆然とすることしか出来ませんでした。

 

 

「注文?するわけないじゃないか。それよりもなんだあの時の態度は?完全に人を見下している。馬鹿にするのもいい加減にしなさい。

 

Tくんのことは信頼していたのだがな。そんな人間だとは思わなかったよ。もうおたくとは取引をしないから。」ブチッ、と。

 

電話は切られてしまいました。

 

 

一体なにがいけなかったのでしょうか?

Tさんの中では完璧にこなしたつもりでしたが、その結果は正反対のものでした。

 

 

後からわかった話によると、

その原因は、Tさんがあらゆる動作をミラーリングをしたことによって、A社の担当者は自分のことを馬鹿にされていると感じたことだったようです。

 

 

ミラーリングは使い方を誤ると、Tさんのように本当に取り返しの付かないことになってしまうかもしれません。

 

ではミラーリングが効果的に使える条件というのは、一体どんな場合なのでしょうか?

 

 

 

ミラーリングの罠

実はこのミラーリング

相手がミラーリングについて理解していると逆効果だということが分かっています。

 

ミラーリングが有名になりすぎた今では、

なかなか使いづらいテクニックと言えるかもしれませんね。

 

 

また、過剰なミラーリングも逆効果です。

 

 

なんでもかんでもマネをすると、

相手は「馬鹿にされている」

「頭がおかしい人なのか?」

「なんでもマネされて気持ちが悪い」

といった感情を抱きます。

 

 

相手が自分の事を、

一挙手一投足マネしてきた場面を想像してみてください。

 

 

私自身もこれをやられたことがあるのですが、実際、あまり良い気分はしないです。

(その方は恐らく、私のことを気にかけてくれていたのだと思いますが)

 

 

なんと言いますか。

 

すごく不自然だし、

気味が悪いんですよね。

 

それに、自分の動作がおかしいと無言で伝えられているような気がして、少し不愉快な気持ちになりました。

 

 

まあ、たまたま本当に気やタイミングが合った可能性も否定できないので、その時はいろんな動作を試しましたよ!

 

ドリンクを飲んだり、

ドリンクの持ち手を左手から右手に変えたり、

軸足の重心を移し替えたり、

あごを指先で触ってみたり、

テーブルを指先でトントンしてみたり。

 

そうしたら、どうでしょう。

見事に全部そっくりそのまま。

 

不愉快な感情などどこかへ行き、

思わず笑い出してしまいそうでした(笑)

 

 

みなさん。

過剰なミラーリングはやめましょうね。

自然にやるからいいんです。

 

 

まあ、その自然にやるのが難しいのですが…。

 

 

 

 

上手なミラーリングの使い方とは?

ここまでの話を聞くと、

ミラーリングって悪いものなの?」

という印象を受けているのではないでしょうか?

 

 

無理もありません。

 

 

営業マンの話や私自身の経験を聞いたあとならば、ミラーリングはしない方がいいと思っても不思議ではありませんから。

 

 

実際、変なリスクを背負うぐらいなら、

自然体でいた方がいいという意見には

私も賛成です。

 

小手先のものに走るのは

あまり好きではありませんし。

 

 

でもですね、

 

 

使い方次第でミラーリングというテクニック自体はまだまだ使えるものだと私は思っています。

 

というか、ポイントを抑えればやっぱり

使えるテクニックだったんですね。

 

小手先のものが嫌いだとは言いましたが、

小手先のものには結局胡散臭くて、使えないものが多いからです。そんなものに時間を掛けるくらいなら、自分の根底的な部分を磨いた方がいいと思ってしまうので。

 

しかし、

それが使えるものならば話は変わってきます。だって考えてもみてください!

 

使えると分かっているものを使わない手はないでしょう!

意味もなく縛りプレイする必要なんて無い。

 

使えるツールは存分に使いましょう。

 

 

 

少し話がそれました。

 

 

さて、

これからご紹介する方法の良いところは

何と言ってもほとんどバレないところ。

 

まずバレません。もし疑いをかけられても

(まあそんなことする人いないだろうけど)

容易に回避できます。

 

 

教えるのは少し気が引けるくらい、

実際に使えたテクニックです。

 

 

 

正直、教えたくない気持ちもありますが(笑)

 

間違った使い方をして痛い目をみる方を

見て見ぬふりするのも酷なものです。

 

 

それに、親近感を演出したいということは、誰かとお近づきになりたい。もっとあの人と仲良くなりたい。そういう気持ちがあって、努力しようとしている真っ最中ということですよね?

 

 

私は頑張って努力している人を見ると、応援したくなる人間なんです。だから教えます。

 

 

 

では、本題へ!

 

具体的になにをするかと言うと、

「相手の視界の隅からミラーリングを仕掛けます。

 

 

分かりやすいようにパーティの例で説明しましょう。

 

気になる人は3人くらいの方と話をしています。

 

 

まずは下準備として、気になる人の視界に入るところに陣取ります。

 

この時、相手の斜め前方向に陣取ると、自分からは相手を観察しやすいのでミラーリングもしやすいですし、相手が私のことを見ようとすれば顔を傾ける必要があるので、どれくらい自分に関心を寄せているか分かりやすくなります。

 

もちろん、見る回数が多ければ、関心を寄せている可能性は高いです。

 

 

また、この時少し距離をとって下さい。

 

近すぎると大胆にふるまい辛い。

そして、さりげなさが演出し難いです。

 

 

なぜミラーリングが嫌がられるかといえば、

不自然だからです。

さりげなさが重要なんです。

 

 

距離があるほど自然に、そして大胆に振る舞いやすいので、ミラーリングに自信の無い人は誰か対象を決めて、その人を遠くから真似してみると良いでしょう。

 

それで慣れてきたら気になっている人をミラーリングすればいいです。

 

 

相手がグラスに手を掛けたら、

自分もグラスに手を掛ける。

 

相手が腕を上に伸ばし、伸びの姿勢を取ったら

自分も軽く伸びの姿勢をとってみる。

 

いろんなことが出来ます。

距離がある分、いつもより大胆にね。

 

 

 

さて、気になる効果ですが、

体感としてはかなり高いです。

 

 

自分から話しかけた時の入りやすさが違います。普通は初対面の方に対しては警戒心を持っているものですが、ミラーリングによって親近感を感じさせているため警戒心が少し薄れた状態から始まります。

 

ミラーリングをした場合と、しなかった場合を比べることが出来ないので、厳密に効果があるとは言い切れませんが、相手から来てくれることも結構あります。

 

ですから、個人的には、

使えるテクニックだと思います。

 

 

物は試し。

やってみてはいかがでしょうか?

退屈しのぎには十分です。

 

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

ミラーリングは相手との親近感を演出する上で効果的な方法です。しかし、相手がミラーリングについて知っている場合は、露骨にやると逆効果です。

 

熟練度の問題だ!という方もいらっしゃいますが、私はそうは思いません。

 

そもそも、小手先のテクニックに頼るからぎこちなくなってしまうのです。

 

 

テクニックに頼ろうとする時点で自分に自信がないと言っているようなもの。その時点で魅力が半減している気さえします。

 

 

少々キツイ言い方だったでしょうか?

心にグサッと来た人もいたかもしれませんね。

 

 

でもですね、

そんなテクニック使わなくても

 

いや、むしろ、

使わない方がぜったいにあなたは魅力的だと思います。

 

 

それに、本当に相手に好意を寄せていたら、

目の前の会話に集中するはずです。

そしてその人が自分にとって合う人なら

何も考えなくても自然と気が合います。

 

合わないのでしたら、

自分に魅力が足らないのだと思います。

”いまこの瞬間”に集中していないのだと思います。

 

へんな悪あがきをするよりも、

自分を磨くことにその時間を使った方が、

結果的に望み以上のものが手に入るだろうし、

不本意に評判を落とさずに済む。

私はそう思います。

 

 

いまの自分にはどんな魅力があるか。

また、何を磨けばいまの自分がもっと良くなるか。考えてみると何か発見があるかもしれませんよ!

 

 

 

以上で今回の記事は終わりです。

 

 

もっとコンパクトにまとめるはずが

長くなってしまいました…。

 

なんか書いているとアレもコレも書きたくなってしまって、気づいたら5000字超えてました。

もっと内容絞った方がいいですかね?

 

まあそんなことはさておき、

もし最後まで読んで頂けたたなら、

本当にありがとうございます。

心から感謝いたします。

 

ブログ始めて間もないのですが、

想像以上に見てくださる方が多くて。

 

それが私のモチベーションになっています。

 

毎日は難しいかもしれませんが、

なるべく沢山の情報を届けていければ!と思いますのでどうぞよろしくお願いします。

 

 

最後までありがとうございました!

それでは!